2014年11月27日木曜日

Mint 17 で日本語入力2

Mint 17で、英語キーボードの日本語入力の切り替えキーを、右altに変更しました。
結論から言えば、fcitxを導入して、入力キーの設定を行えばできます。

はまったのは、mintでは、推奨パッケージはインストールされないことを知らなかったためです。
aptに recommendsを付けてもインストールされませんし、パッケージマネージャーで、「推奨したパッケージを推奨する」にチェックしてもインストールされません。
自分で、推奨パッケージをチェックする必要がありました。

<日本語入力できない>
Mint17をクリーンインストールし、Mint Japanの日本語化の設定を行っただけでは、日本語入力できませんでした。
インストール時に、設定ファイルを置き換えるなどのメッセージがありましたが、気にせず、選択してしまったのが原因かもしれません。

plumaで入力を試していたのですが、CTRL+Spaceでは、検索ダイアログが表示されてしまいました。
この段階で、検索ボックスに日本語入力できたのかもしれませんが、曖昧な記憶ながら、できなかったように思います。
ibusの設定で、alt+~に変更することで、日本語入力できました。

<キーのカスタマイズが働かない>
以前は、.Xmodmapを作れば、右Altを漢字切り替えに利用できましたが、Mint17ではできませんでした。
.Xmodmapは、自動的に呼び出されることがなくなっているらしく、手動で実行しなければなりませんが、手動で実行しても効果がありませんでした。

こちらを参考に、xkbによる方法を試してみました。
xkbでキーバインドを変更する
http://blog.cnu.jp/2014/05/12/use-xkb/

キーバインドが変わることは確認できました。
しかし、右altで、日本語入力に切り替わりません。

<fcitxにしてみると、なぜか、ibusが期待通りに>
キーバインドの変更を元に戻し、別のアプローチをとってみました。

こちらを参考に、FcitxとMozcをインストールしました。
Linux Mint の日本語化
http://linuxmintjp.jimdo.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E5%8C%96/

Fcitxを利用するように設定すると、右下のキーボードアイコンが表示されなくなりました。
CTRL+SPACEなど、一通りの切り替えと思われるキーを押してみましたが、日本語に変わりません。
Fcitxの設定を行おうとすると、fcitx-config-gtkがないのでテキスト編集になりました。ここで、キーの設定に、R_ALTを追加しましたが、何も変わりません。
fcitx-config-gtkをインストールして、設定を開いてみましたが、進展がありません。

ibusを利用するように設定すると、日本語入力が可能になり、xkbの設定を行うと、期待通りに、右Altで、日本語入力の切り替えができるようになりました。

<起動時に、快適に作業できるように>
ibusを使い、xkbによるカスタマイズで、期待通りの動作をすることが分かりました。
起動時に、設定が有効になるように、.bashrcに、記述を書き込むことにしましたが、ファイルがありません。
/etc/bash.bashrcのファイルを.bashrcとしてコピーし、xbkのカスタマイズ用の記述を追加しました。
これで、当初の期待通りの動作になりました。

しかし、なにやら、不安定でした。最初は良くても、何度か日本語を切り替えて、ソフト(plumaと端末)を使っていると、日本語の切り替えができなくなりました。

xbkのカスタマイズ用の記述を、スクリプトにして、起動時に実行するソフトとして登録しました。
これで、安定して動くようになりました。

<再び動かない>
Anthyから、Mozcに変更したところ、日本語入力のまま、英語入力に戻らなくなりました。
Anthyに戻して、正常に戻り、安心しました。
しかし、この経緯をまとめようと、Fcitxに変更し、ibusに戻したところ、また、入力できなくなりました。

ここで、状況を分析しました。
ibusでは、alt+`による日本語切り替えを登録していれば、alt+`による切り替えはできます。しかし、右altを切り替え用のキーに設定すると、このキーでは切り替えできません。一時的に、できるようになりましたが、その後、再び、できなくなりました。

fcitxでは、そもそも、fcitxが動いていない感じです。どうしても、日本語入力に変わりません。

fcitxが正常にインストールされていないのではないか。
その疑問がわき、インストールを確認してみました。
パッケージマネージャーでは、推奨を考慮するにチェックを入れても、インストールされません。
コマンドで、
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc --install-recommends
としても、推奨パッケージはインストールされません。

パッケージマネージャーで、推奨パッケージを確認し、インストールすることで、fcitxが動くようになりました。
fcitxが動けば、後は、簡単で、入力の切り替えキーに、右altを設定することで解決しました。


知っていれば簡単な作業でしたが、かなり、遠回りしました。

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